持ち帰り謎は、封を開けた瞬間の手ざわりから体験が始まります。 中身が同じでも、紙が薄いと「試作品」に見えてしまいます。
厚さの目安
| 用途 | 厚さの目安 | 印象 |
|---|---|---|
| 一枚謎 | 90〜110kg | しっかりして折れにくい |
| 冊子の本文 | 70〜90kg | めくりやすい |
| カード類 | 180kg 前後 | 手に取ったときに軽くない |
| 封筒に入れる薄紙 | 55〜70kg | 折り目がきれいに出る |
厚ければ良いというものではなく、 折る前提の紙は少し薄いほうが、折り目が割れません。
ここでいう kg は、紙そのもの 1 枚の重さではなく、印刷用紙で使われる 「連量」の表記です。同じ 90kg でも紙の種類によって厚みや硬さは違います。 初めて使う紙は、商品説明の厚さとプリンタの対応範囲も確認してください。
折りに強い紙
厚い紙をそのまま折ると、表面が割れて白い線が出ます。 折る場所が決まっているなら、先に軽く筋を付けておくと防げます。 定規の背とペン先で十分です。
ただし、インクが乗る面を強くこすると傷になることがあります。 本番と同じ紙を 1 枚だけ使い、印刷、筋入れ、折りの順で試すのが安全です。 紙目に逆らって折ると割れやすいため、向きを 90 度変えた試し折りも比べます。
家庭用プリンタでの注意
- インクジェットは、濃い面を刷ると紙が波打つ
- 厚紙は手差しトレイから 1 枚ずつ
- 裏写りが心配なら、片面ずつ乾かす
短気を起こして連続で刷ると、たいてい紙詰まりで止まります。
まず 1 枚だけ刷る
大量に刷る前の 1 枚は、次の順で確認します。
- プリンタ設定を「実際の用紙種類」に合わせる
- 100%(実際のサイズ)で印刷する
- 乾いてから、こすれと裏写りを見る
- 切る、折る、封筒へ入れるところまで試す
- 解く人が使う筆記具で実際に書き込む
画面で正しく見えても、「用紙に合わせる」が有効だと縮小されることがあります。 マス目や切り取り線がある謎は、定規で 1 か所測ると縮小に気づけます。
道具について
紙のカットは、カッターと金属定規があれば足ります。 枚数が多い場合は、ロータリー式のペーパートリマーがあると 断面が揃って仕上がりが安定します。
刃物を使うときは、紙を手で押さえる位置を刃の進行方向から外します。 何十枚も同じ位置で切る場合は、完成寸法の見本を 1 枚残しておくと、 途中で定規がずれたときに戻せます。
刷る前に確かめること
印刷は、間違いに気づいたときの損失が大きい工程です。 文言と答えは、刷る直前にもう一度確かめてください。
最終確認では、制作に使った画面ではなく、書き出した PDF や印刷用データを開きます。 表裏の向き、ページ順、切ったあとに端へ寄りすぎる文字も確認します。
入稿・印刷前のチェックリスト
- プリンタが紙の厚さに対応している
- 原寸で 1 枚だけ試し刷りした
- 折り目で文字や絵が読みにくくならない
- 切ったあとの完成寸法で余白を確認した
- 答えと手がかりを印刷用データで読み直した
- 封筒へ入れ、取り出しやすさまで試した
