ダブル検索は、左と右に別々の条件を置き、結果を同じ画面で比較します。単に二画面を開くだけでなく、共通部分や差分も取り出せます。

基本の使い方

左右それぞれに文字数、最初・最後、含む文字などを指定します。「左右に並べる」「両方に出ることばだけ」「左だけ」「右だけ」「○文字目が同じことばを組にする」から表示方法を選びます。

たとえば左を「4文字・かで始まる」、右を「4文字・かを含む」にすると、条件の厳しさを見比べられます。「両方に出る」なら、先頭が「か」の語が共通部分になります。

使いどき

  • 条件Aと条件Bの候補数や傾向を比べる
  • 一方にだけ当てはまる語を探す
  • 二つの語群から同じ位置の文字を共有する組を作る
  • 問題の条件を変えたときの影響を確認する

応用

差分検索は、条件の追加で何が消えたかを確認するのに便利です。左を元の条件、右を条件追加後にし、「左だけ」を選ぶと、追加条件によって除外された候補が分かります。

位置で組にする場合は、左右とも候補をある程度絞ってください。候補が多すぎると組も増え、問題として扱いにくくなります。

比較結果の読み方

共通部分が少ないからといって、一方の条件が誤っているとは限りません。二つの条件が異なる範囲を示している可能性があります。まず左右表示で全体を見てから、共通・左だけ・右だけへ切り替えると関係を理解しやすくなります。

作問では、元の条件を左、追加後を右に固定すると比較がぶれません。除外された語に正解候補が入っていたら、追加条件の書き方を見直します。比較結果をそのまま答えにせず、意味と知名度の最終確認も行います。

実際の検索結果

左を「4文字・かで始まる」、右を「4文字・かを含む」として確認すると、現在の辞書では左が2,563件、右が5,738件でした。「両方に出る」は2,563件で、左の結果がそのまま共通部分になります。先頭が「か」なら、必ず「かを含む」条件にも当てはまるためです。

一方、「右だけ」には3,175件が残ります。これは「か」が先頭以外にある語で、二つの条件の違いをそのまま確認できます。

失敗例

この組み合わせで「左だけ」を選ぶと0件になりますが、不具合ではありません。左の条件が右の条件に完全に含まれているためです。差を見たいときは、「右だけ」を選ぶか、左右を入れ替えます。

左右の文字数を変えたまま「○文字目が同じ」で組にすると、指定位置を持たない短い語が除かれます。比較前に両側の文字数をそろえると、意図しない欠落を防げます。

応用例

問題文へ条件を一つ追加した効果を調べる場合は、左を修正前、右を修正後にします。「左だけ」に正解候補があれば、新しい条件が正解まで消していると分かります。逆に一般的でない語だけが消えていれば、条件追加がうまく働いていると判断できます。

比較方法を先に決める

「共通」は左右の両方へ出る語、「左だけ」「右だけ」は差分です。同じ語を探すのではなく、指定位置の文字が同じ組を作りたい場合は位置対応を使います。目的を決めずに表示を切り替えると件数だけを追ってしまうので、まず「条件追加で何が消えたか」「二つの候補群に共通項があるか」のどちらを調べるかを書き出します。

調べたいこと左右見る表示
条件追加の効果修正前修正後左だけ
共通候補条件A条件B共通
一方だけの特徴条件A条件B左だけ・右だけ

ダブル検索は、完成した問題を修正するときにも使えます。正解候補が左と右の共通に残ること、削りたい別解が修正後には残らないことを確認すれば、条件変更の前後を一画面で記録できます。検索URLと件数をメモしておくと、辞書更新後に同じ条件を再確認するときの基準にもなります。

候補が数千件ある状態で位置対応を行うと、組み合わせが急増して比較しにくくなります。左右それぞれを文字数や端の文字で数百件以下へ絞ってから組にし、最後に意味と表記を人の目で確認してください。